
サラリーマンをしながら、何かスキルを身に付けたい。
他の人はどうしてるんだろ…?
本記事では、上記の疑問を持つ方に向けて記事を書いています。

こんにちは!しばたです。
僕がユーキャンでFP2級を取得した時の話をお伝えしますね。
サラリーマンをしながらの挑戦だったので苦労しました…。
さて、あなたもスキルアップに意欲が湧いてきたところでしょうか?
今のご時世、”1つの会社で定年を迎えよう”と言う時代では無いですよね。
就職したばかりでも「いつかの転職の為に、早めにスキルを身に付けておきたい」と思う方も多いのではないでしょうか?
実際に、僕も30代前半の頃に「転職の為に…」と、サラリーマンをしながら全く違う分野の”FP2級”に挑戦しました。
仕事では1つも役に立ちませんが、”FP2級”を取得したことで、プライベートでは得することが増えたんですよ。
なのでこの記事では、僕が実際に”サラリーマンをしながらユーキャンでFP2級に合格した体験談”についてお話ししていきます。
先に言っておきますが、僕の体験談は『FP2級に1発で合格する方法』ではないです。
むしろ、1度不合格になっているので『勉強が嫌いなサラリーマンが苦労してFP2級に合格した』と言う話です。
これから、スキルアップのために資格取得を目指すサラリーマンにとって、僕の”失敗談”を参考にして頂ければと思っています。
僕と同じ様に、「サラリーマンをしながらFP2級を取得したい」と思っている方は、是非、最後までご覧ください。
FP2級とは?
まず初めに、FP(ファイナンシャルプランナー)2級とはどんな資格なのかを簡単に紹介します。
FP2級はどんなことに詳しくなれるのか?
FP2級について勉強すると、大きくこの6項目について知識を深めることができます。
①資金計画
②リスク管理(保険など)
③金融資産運用(株式など)
④タックスプランニング(税金など)
⑤不動産
⑥相続・事業継承
仕事では必要のない知識であっても、僕らの生活に直接関わってくることが多い内容なので、”知っておくと良い知識”ばかりですよ。
FP2級とFP3級の違い
実は、試験で出題される範囲は、2級も3級も変わりません。
では、どのように違うのか…?
2級と3級の違いを表にしてみました。
項目 | FP2級 | FP3級 |
---|---|---|
学科試験問題 | 60問 全て4肢択一 | 60問 30問が○×形式、30問が3肢択一 |
実技試験問題 (資産設計提案業務) | 40問 | 20問 |
合格基準 | 6割以上 | 6割以上 |
合格率 (2021年1月の試験結果) | 学科:23.4% 実技:45.6% | 学科:63.8% 実技:57.3% |
2級と3級では、問題形式も合格率も大きく違うことが分かります。
この差が『2級合格には、3級よりも深い知識が必要とされる』と言われる所以ですね。
FP2級の試験日は?
FP2級の試験は、例年1月、5月、9月の年3回チャンスがあります。
試験日はいずれも日曜日。
予め試験会場が決められているので、申し込みの時に試験会場を選ぶ形になります。
FP2級の試験に掛かるお金は?
FP2級の試験に掛かるお金は、学科と実技で8,700円(税込)。
学科のみだと4,200円(税込)、実技のみだと4,500円(税込)になります。
学科だけ合格した場合、次の試験では実技の試験のみ受けることがでるし、その逆も然りです。
FP2級合格までに必要な勉強時間は?
一般的に、FP2級に合格する為の標準学習時間は『約120時間』と言われています。
土日に5時間勉強すれば約3ヶ月。
でも、当然のことながら個人差があるので、時間じゃないですよね(苦笑)
ユーキャンであれば『受講開始から6ヶ月』が目安になります。
FP2級はユーキャンでも人気講座”第3位”に君臨
FP2級講座が人気なのは、この3つの理由が大きいと思います。
理由①:就職・転職(昇給)に有利
理由②:お金にまつわる知識を得られる
理由③:実務経験が無くても国家資格が取れる
理由③について要注意なのが、『僕の様に業種の違うサラリーマンは、参考書だけの勉強ではFP2級が取得できない』と言うことです。
仮に、独学でFP3級から勉強したとしても、2年以上の実務経験がないとFP2級の受験資格すら与えて貰えないんですよ。
なので、参考書だけでFP2級合格を目指そうとする人は、”すでにFP業務に携わっている人”と言うことですよね?

サラリーマンの僕がFP2級を目指したキッカケ
僕がFP2級を目指したのは、この2つの理由からでした。
理由①:もっと資産運用について詳しくなりたかった
理由②:20代後半で転職を考え始めた
もう少し掘り下げてお話ししますね。
もっと資産運用について詳しくなりたかった
社会人になってから興味本位で”株式投資”は始めていたのですが、投資金額も少額だったので、資産は大きく増えもせず減りもせずの状態が続いていました。
それに、仕事をしながらだったので、取引も多くはできず、何となく株価をチェックしている程度。
”投資信託”や”NISA”と言う名前だけは聞いていたものの、どんなものなのかも分からず、また、それらを調べようともせずに何年も経過していきました。
ところがある日、”FP2級”と言う資格を知って、『FPは、金融・保険・不動産の専門家』と言うフレーズにどんどん興味が湧いていったんです。
それから、単純な僕は「FP2級の知識を身に付ければ、簡単にお金を増やせるのではないか?」と言う結論に至り、「お金を増やすために、FP2級の資格を取りたい」と考える様になりました。
20代後半で転職を考え始めた
20代後半になると、同期や友人が転職をし始めて「僕も転職しようかな」と考える様になりました。
その年頃だと、誰もが1度は転職を考えますよね?
ずっと営業職に就いていた僕は「営業で培ったトーク力を武器に、次は歩合制の不動産営業にでもなろう」と考えました。
『転職 不動産営業』で調べてみると、”FP2級”や”宅建士”の資格取得者が優遇されると書いてあったので、「どちらかと言うと簡単そうなFP2級を取ろう」と…。
ただ、「完全に仕事を辞めてから」と言うのは怖かったので、今の仕事を続けながらFP2級を目指すことにしたんです。
サラリーマンの僕が歩んだ”FP2級合格への道”
先にも述べた通り、『FP2級は、約3ヶ月(120時間)勉強すれば合格できる』と言われています。
がしかし、勉強が嫌いな僕は、合格するまで約1年半を費やしてしまいました…。
ここで、僕の”失敗談”をお話しします。
参考書だけで合格しようとして挫折
僕も最初は参考書だけで合格を目指したんです。
その理由は2つ。
理由①:ユーキャンの通信講座との費用の差
理由②:意外と合格率が高い
ユーキャンでFP2級の通信講座を受けようとすると、64,000円(一括払い)。
それに対して参考書だと1,500円~3,000円程度。
この差を知ってしまうと、誰だって「まずは参考書で頑張ろう」って言う気になりますよね?
それに、国家資格である”FP2級”と言っても、意外と合格率が高いんですよ!!
学科試験の合格率が30%前後、実技試験(計算問題)の合格率が50%前後。
この数字だけ見ると「これなら自分でも簡単に合格できそうだ」と思ってしまったんです。
でも、全然ダメでした…。
と言うのも、元々勉強ができるタイプではないので『とにかく計画的に勉強ができない(しない)』と言うのが、1番の原因です。
ゴルフも行きたいし、飲みにも出歩きたいし、ゴロゴロもしたい…。
なので、勿体ない話ですが「勉強しよう」と参考書を買ってから2ヶ月程度で”参考書だけでの合格”を諦め、ユーキャンの通信講座に切替えたのでした。

この後、”参考書だけはFP2級の受験資格が貰えない”と気付いたので、ユーキャンに切替えて結果オーライでした。
ユーキャンでも1年間の受講期間を過ぎる始末
FP2級に合格するために、ユーキャンでの標準学習期間は6ヶ月。
しかも、受講開始からから12ヶ月まではサポートしてくれるので、多少勉強が遅れても、十分カバーしてくれます。
教材の内容も細かく解説してあって、分かり易い。
更に、試験日から逆算して、計画的に勉強ができる様にスケジューリングもされているので、計画が立てられない僕にとっては、至れり尽くせりでした。
がしかし、それでも計画的に勉強をしないのが僕の悪いところです…。
やり始めた当初は、計画通りに勉強を行い添削問題の提出もしていましたが、仕事が忙しいことを言い訳に、どんどん勉強のペースが遅くなり、あっという間に6ヶ月が経過。
「ヤバいな」と思いながら、少しずつ勉強は進めていたのですが、計画を挽回できずに受講からとうとう1年が経過。
もうサポートを受けられなくなってしまったので、提出をしていない添削課題の答案用紙がまとめて送られてきました。
自業自得ですが、これは切なかったですね…(泣)
「もう無理だな」と諦めかけましたが、何たって受講料64,000円も支払っています。
「64,000円を無駄にはできない!」と、そこから気合を入れ直して、受講開始から1年過ぎた辺りで1回目の試験を受けました。
結果は、学科:不合格、実技:合格。
実技試験は、合格率が高いだけあって割と簡単な印象を受けました。
学科試験は、引っ掛け問題にまんまと引っ掛かってしまい、合格点に4点及ばずでした。
あと4点ともなると、余計気合いが入りますよね!?
しかも、実技はすでに合格しているので、次回の試験は免除。これは、やるっきゃない!!
それからは過去問を何度も解いて、4ヶ月後に行われた次の試験で、無事に学科に受かることができました。
やっとの思いで手にした”FP2級の合格証書”
2回目の試験で合格し、ついに手に入れたFP2級の合格証書がこちらです。

サラリーマンの僕がFP2級を取得してから”得したこと”
FP2級を取得してから”得したこと”として、特に感じたのはこの3つです。
お得①:生命保険の見直しで10万円ゲット
お得②:不動産営業マンとの交渉がスムーズ
お得③:資産運用に詳しくなって”投資信託”と”つみたてNISA”を開始
金融・保険・不動産など、生活に直結する幅広い知識を得ることができました。
生命保険の見直しで10万円ゲット
FP2級で勉強するライフプランニングや保険の知識から、より具体的に自分の人生をイメージすることができたので、さっそく保険の見直しをしたんです。
もちろん、保険屋さんに相談しながらですが「死亡保険はずっと一律で良いのか?」「子どもの成長に応じて内容を決めた方が良いのではないか?」などを話し合いました。
そして、”自分に合った保険”に入り直すことで、妻の分も合わせて保険料が年間10万円以上も安くなったんです。
年間10万円って、めちゃくちゃデカくないですか!?
保険について詳しくなれたことは、自分にとってかなり有益でした。
サラリーマンの小遣いUPについて、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

不動産営業マンとの交渉がスムーズ
ちょうどFP2級の勉強をしている頃に、年齢的にもマイホームの購入を考え始め、ハウスメーカーを訪れる様になりました。
その頃は”消費税が8%に増税される前”だったので、営業マンも必死でしたね。
色んなハウスメーカーを回りましたが、どの営業マンも「今が買い時です!!」とゴリ押しされたの覚えています(笑)
結局、その時はイメージを掴む為に”ただ見て回る”ことがメインでしたが、好みのハウスメーカーを絞って、再び訪れたんです。
2回目の訪問時には、既に”FP2級”を取得していたので、家を建てる為の条件やローン返済方法など、営業マンとほぼ対等に話をすることができました。
”FP2級”を取得していることを伝えると、「こいつに適当なことは言えない」と営業マンの顔つきも変わりましたね(笑)
それからは、お互いに腹を割って話すことができたので、話をとてもスムーズに進めることができました。
ちゃんとしたハウスメーカーにボッタクリ営業マンはいないと思いますが、足元を見られずに済んだので「FP2級の知識と資格取得という事実が役に立った」と強く実感しました。
資産運用に詳しくなって”投資信託”と”つみたてNISA”を開始
今まで避けていた”投資信託”や”NISA”。
名前の響きだけで「面倒臭そうだな」と勝手に決めつけていましたが、いざ勉強をしてみると『すごく単純で簡単』でした。
せっかく知識を得たので、長期投資を目的に毎月少額で”投資信託”と”つみたてNISA”を開始。
手始めに、成長が期待できる”AI関連”に手を出してみました。
”大きく増える”と言うことはありませんが、今もなおジワジワ増えていってくれてるので、このまま放置しておこうと思っています。
これらも、FP2級の勉強をしていなければ始めていなかったことなので、本当に良かったです。
まとめ
今回は、僕が実際に”サラリーマンをしながらユーキャンでFP2級に合格した体験談”についてお話ししました。
注意すべき点は、『僕の様に業種の違うサラリーマンがFP2級を目指す際は、日本FP協会の認定講座を受講しないと受験資格が貰えない』と言うことですね。
勉強が得意な方であれば、割と簡単に合格することができると思いますし、勉強が苦手な方でも、コツコツやれば合格することができる”国家資格”です。
いずれにしても、僕らの生活に直結する”あれこれ”に詳しくなれるので、FP2級はオススメの資格だと思います。
僕と同じ様に、「サラリーマンをしながらFP2級を取得したい」と思っている方は、是非、参考にしてみてください。

