
練習用ゴルフシューズのバルトレイナーが気になってるんだけど…。
実際どうなの?
本記事では、上記の疑問を持つ方に向けて記事を書いています。

こんにちは!しばたです。
ゴルフにハマって3年目で70台を出しました。
今では、バルトレイナーを履きながら”室内素振り”をメイン練習にしています。
素振りメインの練習ですが、平均スコア85を維持していますよ。
2019年10月、キャロウェイから画期的なトレーニングシューズが発売されました。
その名も『BALTRAINER(バルトレイナー)』。
どうも、履くだけでスイングのバランス感覚が養えると言う代物だとか…。
本当にそんな良いモノあるんですか!?
室内練習をメインにしている僕にとっては、”購入する以外の選択肢はない”と言うことで、迷うことなく購入しました。
さっそく履いてみると…
んんっ!?
おお~っ!!
最初はまともに立っていられず、バランスを取るのに必死になります。
「この不安定さが体幹を鍛える要素になっているのか」と、すぐに納得しました。
発売と同時にツアープロの間でも話題になったと言う”バルトレイナー”。
この記事では、”バルトレイナーの効果”や”実際にバルトレイナーを履いて練習をした感想”について、詳しく解説していきます。
自宅練習で効率的にスイングを安定させたいと言う方や、十分な練習時間が取れないサラリーマンゴルファーは、是非、最後までご覧ください。

バルトレイナーとは?
キャロウェイホームページの商品説明によると、”バルトレイナー”とは、”ゴルフスイング時のバランストレーニングに特化した練習用ゴルフシューズ”とのこと。
船底の様にまるっとしたソール形状が、体幹を使って安定したスイングを身につける為の最適な設計になっている様です。
バルトレイナーの”3つのポイント”
ポイント①:スイング/パッティング時のバランス感覚を養う
ポイント②:過度な体重移動を抑制できる
ポイント③:体幹を使った安定したゴルフスイングが身につく
バルトレイナーのサイズ
バルトレイナーは4サイズしかありません。
僕は、普段からゴルフシューズは25.5cm、仕事用の革靴は25.0cmを履いているので、合うサイズがないのでは?と思いましたが、L(26.5cm)でピッタリでした。
L(26.5cm)でもつま先がギリギリなので、購入する際は必ず試着することをオススメします。
足が大きい人は、合うサイズがないかもしれませんね…。

バルトレイナーのデザイン
箱から出してみると、こんなデザインになっていました。
子供の靴の様なマジックテープタイプなので、履くのも脱ぐのも簡単ですね。





ソールが、船底の様に丸みを帯びているのが分かりますか?
手に取って見ただけで、バランスを取るのが難しそうな感じが伝わってきます。
石川遼プロによるバルトレイナー活用方法
キャロウェイホームページに、石川遼プロによる活用方法の解説が載っていましたのでご紹介します。
バルトレイナーを履いて練習した時に感じたメリット
さて、デザインの確認を終えたらさっそく練習場へ。
実際にバルトレイナーを履いて練習場でボールを打った時に感じたメリットについて紹介します。
- バランス感覚を養えそう
- 安定したスイングが身につきそう
- 簡単に履ける
- 持ち運びが簡単
では、具体的に1つずつ解説していきましょう。
バランス感覚が養えそう
履いただけでフラフラして、まるでバランスディスクに乗っている様な感覚になります。
少し前傾姿勢になろうとするだけでも、下半身の色んな筋肉に力が入ってしまいます。
「慣れるまで大変だな」と思いましたが、バルトレイナーを履いて練習を継続することで、「自然とバランス感覚がアップすること間違いなしだな」とも思いました。
安定したスイングが身につきそう
アドレスをとる時に、まず足の指の付け根から土踏まずでしっかり踏ん張らないと、前傾姿勢を保てません。
見た目以上に、アドレスをとるのが結構大変なんですよ。
実際にクラブを振ってみると、体の軸を意識しないとすぐにバランスを崩してしまい、キレイなフィニッシュが取れません。
僕の場合、とりあえず振ることだけに集中して、フェイスの向きは度外視でした。
また、バランスを取ろうと下半身も踏ん張りますので、数回素振りをしただけで、足の裏や太ももの裏、お尻、背筋たちが悲鳴をあげ始めます。
普段、これらの筋肉を使っていない証拠ですね?
慣れるまでが相当大変そうです…。
と言うことは、バルトレイナーを履いてバランス良くスイングできる様になれば、正しく下半身が使える様になって、安定したスイングを手に入れることができるのでは…。
これは期待できそうです!!
簡単に履ける
見た目通り、マジックテープになっているので、簡単に履き替えられるのも良いところです。
ただし、立ったままだとフラフラして危険なので、必ず座った状態で履き替えてください。
持ち運びが簡単
ソールが厚くてもシューズケースに十分納まるので、簡単に持ち運びができます。
バランスディスクほど目立ちませんので、バルトレイナーを履いていても、人目を気にせず練習に集中できると思います。
バルトレイナーを履いて練習した時に感じたデメリット
逆に、バルトレイナーを履いて練習場でボールを打った時に感じたデメリットについても紹介します。
- ボールとの距離に違和感を覚える
- 使用時間の目安が”10分”と言う不安
- ソールに付いたホコリを取るのが面倒
こちらも、具体的に1つずつ解説していきましょう。
ボールとの距離に違和感を覚える
ソールが厚い分、当然、ボールとの距離が遠くなります。
これは個人差があると思いますが、僕は、いつもと違うボールとの距離に”やり辛さ”を感じました。
ソールが厚くなることによって、無意識のうちにいつもより前傾が深くなっていないか、膝を曲げる角度が大きくなっていないかなど気になりました。
最初は、下半身に力が入り過ぎている感があるので、慣れてしまえば気にならなくなるかもしれません。
また、やっぱりボールは真っ直ぐ飛ばしたいので、真っ直ぐ飛ばすことを意識し過ぎて、小手先で変な動きをしてしまわないかも気になりました。
それで変なクセが付いてしまっては本末転倒ですからね…。
バランスの良いスイングを身につける為のゴルフシューズなので、”素振り専用”として使用した方が良いと思いました。
使用時間の目安が”10分”と言う不安
注意事項として、「1回の使用は10分を目安にしてください」と書いてあります。
恐らく、安全性を考慮した上での”目安”だと思いますが、10分足らずの練習でバランスの良いスイングが身につくの?と疑問に思いました。
確かに、10分も使うと足の裏や太ももの裏、お尻、背筋が痛くなってくるので、長時間は履いていられませんが、それにしても1回10分の練習でスイングが身につくのだろうか…?
徐々に慣れていくと思いますので、少しずつ使用時間を延ばしていこうと思います。
ソールに付いたホコリを取るのが面倒
1度でも練習場で使用すると、ソールにたくさんホコリが付きます。
そりゃそうですよね。
練習場ではみんな土足なんですから。
僕の場合、「練習場ではなく室内での素振り用シューズとして使おう」と気持ちを切り替えて、部屋に入れる際にバルトレイナーの靴底をタオルで拭いたんですが、1度付いたホコリが全然取れないんですよ…。
ソールの滑り止め構造や静電気で張り付いてしまって落ちないんだと思いますが、練習場と室内の両方で使用する場合は、”ソールを拭く作業”が思った以上に面倒なんです。
なので、室内用か練習場用か、始めからどちらかに絞って使用することをオススメします。
バルトレイナーを履く際の注意事項
キャロウェイホームページに、大きく注意事項が記載されていますので、しっかり守る様にしてください。
ソールが、船底の様にまるみを帯びているので、十分注意が必要ですね。

バルトレイナーはこんな人にオススメ
ズバリ、ダウンスイングの時に腰がスウェイしてしまう人にオススメです!!
これは、バルトレイナーを履いて素振りをした時にすぐに感じました。
実は、僕も腰がスウェイしてしまうタイプなんです…。
腰がスウェイをしてしまうと、インパクトの時に効率良く力がボールに伝わらず、飛距離もロスしてしまいますし、何と言っても、右プッシュやスライスの原因になりますよね?
バルトレイナーを履いたままスウェイしてしまうと、バランスを崩してしまい、キレイにフィニッシュが決まらないので、バランスの良いスイングを体に覚えさせることで、自然とスウェイも改善されると感じました。
スウェイが直れば、韓国人プロゴルファーの様な、キレイな一軸スイングを手に入れられるかもしれません。
バルトレイナーを履いて、一緒にスウェイを直しましょう!!
しばたが提案するバルトレイナー活用方法
ボールがあると、飛ばしたいとか、真っ直ぐ打ちたいとか、欲張った気持ちが入ってしまいますので、僕は”室内素振り用”としての使用をオススメします。
その際に、スイングアドバイザーなどの室内素振り用クラブを併用して、体の動かし方を確認しながら6~7割の力で素振りをし、ちゃんとフィニッシュまで決めることを意識すると、より効果的かと思います。
実際に僕はスイングアドバイザーを使って、室内での素振りをメイン練習としていますが、コースでも大きくスイングが崩れることはほとんど無くなりました。
たまに練習場に行って何百球も打つより、毎日10分、室内でスイングの確認をする方が、よっぽどスコアアップに繋がりますよ。
何たってお金も掛かりませんし!!
もし、室内用クラブがない場合は、胸の前で腕をクロスしても良いですし、ハンガーをクラブに見立てて動きを確認してみてください。
バルトレイナーは、パター練習にも持ってこいです。
石川遼プロも「パターが特に効果がある」と言っていました。
腰に負担が掛かるので、何度も打てませんが、どっしり構えてバランス良くストロークすることができれば、コースでも目標に向かって真っすぐ転がすことができますよね。
オススメの室内練習用クラブについて知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。


まとめ
今回は、”バルトレイナーの効果”や”実際にバルトレイナーを履いて練習をした感想”についてお話しました。
本記事をまとめると、以下の通りです。
- 船底の様な丸みを帯びたソール形状で、バランス感覚と安定したスイングが手に入る
- 簡単に履けて、持ち運びも楽ちん
- 使用時間の目安”10分”で、安定したスイングが身につくのか不安が残る
- 1度外で履くと、ソールにたくさんホコリが付いて取れない
値段もそこそこするので、購入する前に”自分はどの様に活用したいのか”しっかり考えてから購入することをオススメします。
ただ、僕と同じ様に”お金を掛けずに室内素振りだけでスコアアップしたい”と言う方にとっては、すごく良い味方になってくれるゴルフシューズです。
自宅練習で効率的にスイングを安定させたいと言う方や、十分な練習時間が取れないサラリーマンゴルファーは、参考にしてみてください。

