
サラリーマンゴルファーとして、もうすぐコースデビューします。
同伴者に悪い印象を与えない様に、最低限抑えておくべきマナーってある?
本記事では、上記の疑問を持つ方に向けて記事を書いています。

こんにちは!しばたです。
ゴルフにのめり込んで5年。ベストスコアはバックティーからの73です。
身に付いた実力が功を奏して、得意先の方や上司から良く誘って頂き、週一でゴルフに行っています。
さて、あなたもサラリーマンゴルファーとして、いよいよスタートを切る訳ですね。
期待に胸を膨らませていると思いますが、まずはスコアよりも”ゴルフを楽しむこと”や”ゴルフを知ること”が大切です。
思い通りにボールが打てないからとイライラしたり、マナーを無視して自分勝手なゴルフをしていたら、同伴者はどう思うでしょうか?
僕なら、「二度と一緒にラウンドしたくない」と思ってしまいます。
初心者の内は、スコアが悪くて当たり前なんです。
最初の内はたとえスコアが悪くても、同伴者に「楽しかった」と思って貰えるゴルフを心掛けましょう。
その為には、やっぱりラウンドマナーって大事なんですよ。
なので、この記事では初心者サラリーマンゴルファーに向けて”抑えるべき最低限のラウンドマナー”について、僕の経験を踏まえて解説していきます。
コースデビューを控えるサラリーマンゴルファーの方は、是非、最後までご覧ください。
『ゴルフ規則』と言うモノがある
日本ゴルフ協会が掲載する『ゴルフ規則』にも、きちんと”プレーヤーの行動基準”が定められています。
規則1
1.2 プレーヤーの行動基準
1.2a すべてのプレーヤーに期待される行動・誠実に行動すること - 例えば、規則に従う、すべての罰を適用する。プレーのあらゆる面で正直である。
・他の人に配慮を示すこと - 例えば、速やかなペースでプレーする、他の人の安全に気を配る、他のプレーヤーの気を散らさない。
・コースをしっかりと保護すること - 例えば、ディボットを元に戻す、バンカーをならす、ボールマークを修理する、不必要にコースを傷つけない。
日本ゴルフ協会の「ゴルフ規則」から抜粋
この『ゴルフ規則』は200ページ以上にもわたって規則が書かれていますが、この中でも”プレーヤーの行動基準”が1番大事な部分だと思っています。
細かいルールが分からなくても、その都度、同伴者やキャディーさんが教えてくれますからね。
最初から長々と『ゴルフ規則』に目を通さなくても、ゴルフの経験を積みながら徐々に理解を深めていけば良いんです。
「疑問に思うことがあれば調べればいいや」みたいな感覚で、まずは”『ゴルフ規則』と言うモノがある”と言うことを頭の片隅に置いておいてください。
初心者が抑えるべき最低限のラウンドマナー
これだけゴルフをやっている僕も『ゴルフ規則』に目を通したことがありませんが、何ら問題なく楽しくゴルフができています。
結局、抑えるべきところさえ抑えてしまえば、自分も楽しめるし同伴者にも楽しんで貰えるんですよ。
ここでは、僕自身の経験から”場面毎に抑えるべきマナー”をお話していきます。
- スタート前から見られていると意識
- ラウンド中は常に”Play Fast”&同伴者への気配り
- ラウンド後はしっかりお礼
接待ゴルフにも使えますので、具体的に1つずつ解説していきましょう。
スタート前から見られていると意識
ゴルフ場へは1時間前に到着する
ゴルフ初心者であれば、少なくともスタート1時間前に到着する様にしましょう。
多少早すぎる位の時間に到着したとしても、レストランでコーヒーを飲みながら一息ついてみたり、ストレッチや軽い練習をして、すぐに動ける様に体を温めておくと良いですね。
決してやってはいけないのが、”スタート時間ギリギリに到着すること”です。
ゴルフ場では、スタート順にカートにキャディーバッグを積んで、お客さんが時間通りにスタートできる様に準備を進めていきます。
あなたがゴルフ場に来ているのかいないのか、同伴者はカートに積まれたキャディーバッグの有無で判断するので、到着が遅ければ遅い程、ゴルフ場にも迷惑を掛けるし、同伴者を不安にさせてしまいます。
もし、マナーに厳しい同伴者がいたら、朝から説教が始まってゴルフ楽しむどころではなくなってしまいますよ?
まずは、ゴルフ場に早く到着して、その日の同伴者に「お?もう来てるみたいだな」と安心させてあげましょう。
スタート前の雑談で「緊張して早く着き過ぎてしまいました」と言う会話を挟めば、場が和んでリラックスしたままスタートが切れると思います。
クラブハウスに入る際の服装は?
簡単に言うと、ラフ過ぎる格好(Tシャツやデニムパンツ)でなければ問題ありません。
”きっちりした服装をしなきゃダメ”みたいなイメージがありますが、今では、名門と言われる厳しいゴルフ場でなければ、ジャケットも必要ないし、スニーカーだったとしても何も言われずに入場できます。
僕が良く行くゴルフ場のスタッフさんが「ゴルフ人口は減っていく一方なので、服装を堅苦しくしてしまうと若い人たちがゴルフ場に足を運んでくれなくなってしまう」と切ない声で言っていました。
とは言え、スニーカースタイルでは客観的にも”格好良い”とは言えないので、仕事用の革靴を履いて、スーツのジャケット手に持って行くのが良いと思います。
そうすれば、”服装のルールを分かっているな”と言う印象を与えることができるでしょう。
ラウンド中の服装は?
最近では『短パン+くるぶしソックス』を許可しているゴルフ場も多いので、”ポロシャツさえ着ていればOK”な感じです。
帽子を被らない人もいますが、安全面を考えるとやっぱり”帽子は被った方が良い”ですね。
ウェアについては、これからゴルフデビューを迎える若手サラリーマンだからこそ、なるべく身体のラインに合った服装をオススメします。
ダボダボのポロシャツやパンツでは、若さを感じられませんからね。
一度、男子プロゴルファーがどんな服装をしているのか、テレビやYouTubeで見てみるのが良いと思います。
普段着でシャツをパンツにしまうことはないと思いますが、ゴルフウェアは、シャツをパンツにしまった方が、ピシッとして断然格好良く見えますよ。
後ろの組にコソッと声掛け
自分たちがスタートする前に、もし後ろの組の人たちがカートに乗っていたら、「初心者なのでご迷惑をお掛けします」と一言声を掛けておきましょう。
ゴルフ場が混んでると、絶えず後ろの組の人たちに追いつかれて、あーでもないこーでもないブツブツ言われてしまいますからね。
バタバタしている姿を温かい目で見守って貰う為にも、その一言が非常に効果的です。
声を掛けられた側からすると、”大目に見なければいけない立場”になりますので、応援してくれる様になってくれます。
更には、同伴者が敢えて近くにいる時を見計らって声を掛けると、同伴者からも「気が利く奴」と見られ、ポイント稼ぎができるかもしれません。
初心者のうちは緊張もするし、上手く打てないことの方が多いので、まずは自分で”ラウンドし易い環境を整える”様にしましょう。
ラウンド中は常に”Paly Fast”
移動はとにかく小走り
ゴルフ初心者にとって、この”小走り”が何よりも重要です。
ただでさえ上手くボールを打てず、同伴者に気を遣わせてしまうのに、ボールの所までタラタラ歩いていたらどう思われるでしょうか?
基本的に、前の組から離されない様について行かなければいけないので、「走れー!!」とお叱りの声が響くかもしれません。
最初は大変ですが、とにかく”小走り”は初心者の宿命だと思っていてください。
それに、小走りしている方が”頑張っている感”が出て、客観的に見ても気持ち良いし応援したくなるものです。
ミスショットを繰り返してしまっても、軽快な小走りでボールの所まで行き、サッと打って、また小走りをする。こんな姿を怒ったり嫌ったりする人はいませんよ。
小走りでプレーしているからこそ、若者らしいと思われ、好印象を与えることができるんです。
ボールの行方はしっかり確認
自分のボールは、自分で探すのが基本です。
初心者だからと言って、自分のボールを絶えず同伴者に探して貰うのはナンセンスですよね?
ミスショットをすると、恥ずかしさのあまりボールから目を背けたくなる気持ちは分かりますが、OBではない限り、落ちたボールの位置から打たなければいけないので、ボールの行方はしっかり確認する様にしましょう。
プレーの進行を妨げる大半が、ボールを探す時間なんです。
ボールの大きさは、たかが45mm程度ですからね。
林に入ったり、ラフに入ったりすると、簡単に見つけられません…。
なので、ボールを打ったらその場でどの辺りに落ちたのかを確認し、必ず見印を決めてから探しに行きましょう。
目印を決めるだけでも、ボールを探す時間を大幅に短縮することができます。
ボールが見つからない場合は、潔く「ロストで良いです」とキッパリ諦める判断も大切です。
自分のせいで進行を遅らせる訳にはいきません。
同伴者のボールが、自分と同じ方向に飛んで行ったのであれば、小走りで駆け寄り一緒に探してあげると、なお良いでしょう。
そうすれば、きっと自分が困っている時も助けてくれると思います。
クラブは数本持って移動すべし
ボールを探しに行くにしても、その後の行動を考えて、クラブを持って行かなければいけません。
ボールを見つけてから、クラブを取りにカートへ戻る…。
クラブは1本持ってきたけど、距離が合わないから、クラブを交換しにカートへ戻る…。
どちらもゴルフ初心者がやってしまいがちなミスですが、プレーの進行を妨げますので、これらは絶対にやってはいけません。
自分も疲れるし、同伴者のイライラを買ってしまう原因になりますからね。
「ピンまでだいたいこの位のだろう」と距離を見定めてから、その前後のクラブ(3本)とどんな場面対応できるウェッジ(1本か2本)を持っていくと良いでしょう。
もし、直接ピンが狙えず横に出すだけとなった場合や、ミスショットしてしまった場合など、持っていったウェッジが活躍してくれます。
残り100ヤードを切ってきたら、パターも持って行くとなお良いですね。
同伴者へは常に気配り
人が打つ時は喋っちゃダメ
同伴者に限らず、前の組の人たちが打つ時も、絶対に喋ってはいけません。
特に、その日のスタート時は、前の組の人たちがドライバーのアドレスに入っているにも関わらず、大きい声で喋っている人を見かけますが、絶対にダメです。
ゴルフ規定でも定められている通り、”人の気を散らす行為はマナー違反”なんです。
他人への配慮ができるか、人間性が問われますよね?
どんなに盛り上がっていても、誰かがアドレスに入るのを目撃したら、ピタッとお喋りをやめましょう。
立つ位置にも配慮
同伴者が打つ時に、ただ黙ってたら良いのかと言うと、そうでもありません。
打つ人の視界に入らない様に配慮することも大切です。
目の前でウロウロされたら、当然”人の気を散らす行為”に当たりますからね。
ティーショットでは、できれば打つ人の背中側に立つと良いでしょう。もし背中側にスペースがなければ、出来る限り離れて立つ様にしてください。
もちろん、自分の影が視界に入り込むのもダメです。
特にグリーン上で、自分のラインや打つ人のライン見たさで、ボールやカップに影が掛かっていたり、カップの延長線上から覗いている人を良く見ますが、どれもダメだと覚えておいてください。
立つ位置こそ、周りにどれだけ配慮ができるかの指標になりますので、注意が必要ですよ。
大きい声でファー!!
自分の打ったボールが、隣のコースに届いてしまうかもしれない場合は、すかさず「ファー!」と叫びます。
「ファー」と叫ぶ理由は、遠くにいる人に対して「ボールに注意してください」と素早く伝える為です。
恥ずかしがって何も言わず、ただボールの行方を眺めているだけと言う人もいますが、「ファー!!」も立派な周囲への配慮ですよね?
それを恥ずかしがって言わないのは絶対にダメです!!
ラウンドすることが多い人からすると、「ファー!」と言うこと自体当たり前になっているので、逆に「ファー!」と言わない人に対して、嫌悪感を抱いてしまう人もいます。
誰かに言って貰うことでも無いですからね。
「ファー!」と言える初心者が少ないからこそ、意識して「ファー!!」と言う様にしましょう。
積極的に「ナイスショット」の声掛けを
ラウンド中は率先して「ナイスショット」などの声掛けをし、同伴者にも気持ち良くプレーをして貰いましょう。
無言で黙々とゴルフをしていては、ちっとも面白くないですからね。
初心者なのに出しゃばって良いの?と思うかもしれませんが、ゴルフの経験年数に関わらず「ナイスショット」と声を掛けられれば、誰だって嬉しい気持ちになります。
お互いに声を掛け合うことで、打ち解けるのも早くなりますし、楽しいラウンドになること間違いなしです。
ラウンド後はしっかりお礼
18ホールを回り終えたら、まずグリーン付近で「今日はありがとうございました」とサラッとお礼を伝えましょう。
それから、ロッカールームに戻る際に、お風呂に入るのか入らないのかを聞いてみてください。
その理由は、ちゃんとしたお礼を伝える為です。
人によっては、お風呂に入る人もいれば、入らない人もいます。
もし自分がお風呂に入っている間に、同伴者が先に帰ってしまったら、せっかく楽しくラウンドをしてもお互いに後味の悪い終わり方になってしまいますよね?
ロッカールームですれ違いになってしまうことって、意外と多いんですよ。
もし「お風呂に入らずそのまま帰るよ」と言われれば、その場でちゃんとお礼をして次に繋げる様にしましょう。
そうすれば、同伴者も気持ち良く家路に着くことができます。
ラウンド後は打ちっ放しで締める
コースデビューの日は心身共に疲れますが、それと同時に「ようやく終わった」と言う解放感にも満たされると思います。
が…、初心者の内はもう少しだけ気力を振り絞って、練習場に行って練習しましょう。
何故かと言うと、”ラウンド後の練習は上達への近道”なんですよ。
数十球でも良いので、その日ダメだった点を練習すると、上手く打つ感覚が習得でき、きっと次のラウンドに繋がってくれます。
時間が無くて打ちっ放しに行けない場合は、自宅での室内素振りでスイングを確認するだけでも効果があります。
ゴルフにおいては「いつの間にか上手くなってる」なんてことは絶対に無いので、コツコツ練習を積み重ねることが大切なんです。
コツコツ練習すれば、どんどんスコアが良くなってきますので、もっとゴルフが楽しくなると思います。
ゴルフの上達方法について、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

まとめ
今回は、初心者サラリーマンゴルファーが”抑えるべき最低限のラウンドマナー”についてお話しました。
本記事をまとめると、以下の通りです。
- 1時間前には到着して、同伴者にやる気と安心感を与える
- 後ろの組に声掛けして、自らラウンドし易い環境を作る
- ラウンド中は常に小走りで、頑張っている感を出す
- とにかくプレーの進行を妨げない様に、心掛ける
- 周囲への配慮を徹底する
- 恥ずかしがらずに「ファー!」は言う
- 積極的に「ナイスショット」などの声掛けをする
- ラウンド後のお礼はしっかり伝える
余談ですが、キャディーさん同士の噂話はとてつもないスピードで広まっていきますから、キャディーさんへの対応も要注意ですよ(笑)
これから、コースデビューを控える初心者サラリーマンゴルファーや、ラウンド中のマナーについて知りたいと思っている方は、参考にしてみてください。